エコキュート
エコキュートについて
お湯は炊事やお風呂など私たちの日常生活には欠かせません。 お湯を沸かすためには、薪や炭を燃やしたり、ガス給湯器(湯沸し器)を利用していました。 特に一般家庭で使う温水ボイラー(熱交換器)はガス給湯器が中心でした。 しかし、省エネ意識が高まり、メーカーの環境技術の研究・開発が進むにつれ、給湯器はガスから 少ない電気を熱源とするボイラーへと徐々に移ってきています。
それがエコキュートです。近年、多くの家庭に普及しています。 エコキュートの特徴は何といっても、空気の熱を利用し、少しの電気で効率よくお湯を沸かすことができることです。
エコキュートはお湯を貯めておく「貯湯ユニット」と空気中から熱を集めてお湯を沸かす「ヒートポンプユニット」で構成されています。 ヒートポンプとは空気中から集めた熱を圧縮して温度を上げ、お湯を沸かすというもので、エアコンや冷蔵庫でも使われている省エネ技術です。
エコキュートが使う空気中の熱はガスや石油・石炭と違って、再生可能なエネルギーです。エコキュートは環境に優しいボイラーといえます。 エコキュートでは空気の熱を運ぶために電気を使用しますが、従来の電気温水器と比べると約3分の1の少ない電気エネルギーで済み、非常に効率的といえるでしょう。 それでも電気代が気になる方がいるかもしれませんが、エコキュートを導入すると電力会社と割安な夜間の電気を利用する契約を結ぶことになるので、電力コストを減らすことができます。 家庭で使うエネルギーの3割が給湯といわれていることを考えると、その経済的メリットは無視できません。