HPを通じて基礎補修工事のご依頼を頂きました。

基礎補強工事の詳細は基礎のひび割れ補修・補強工事に記載していますので、参考にしてください。
基礎割れ…というよりは、基礎が落ちてしまっております。
何故?このようなことになってしまうのでしょうか?
鉄筋の入り方も考えられますが、もう一つ考えられるのは、コンクリート「中性化」です。
「中性化」が進むと劣化してひび割れなどが生じます。
大気中の二酸化炭素がひび割れからコンクリート内の鉄筋に触れることで、錆を誘発していきます。
鉄は錆びると膨らむ習性があり、やがてコンクリートの内部から破壊する「爆裂現象」を引き起こしていきます。

元々、コンクリート内部はアルカリ性であったものが、経年とともにアルカリ性から中性化に変化していきます。







こちらのお宅では、単なる基礎割れの補強工事だけではなく、コンクリートの「中性化」が顕著な為に「ハイドロ・スカイ」という保護防水材を使用していきます。

こちらは、基礎が落ちてしまっている箇所に基礎を造形する為のパテ材になります。




最初の工程は、「ハイドロ・スカイ」を使用して、コンクリート内部に浸透させていきます。
結果としてアルカリ性を付与して中性化を回復させます。




次の工程は、落ちてしまったコンクリート部分にパテ材を使って基礎を造形していきます。



こちらのひび割れに対しては、まず保護材を使って下塗りをしていきます。




基礎の造形が終わりました。

造形後には、通常の基礎補強作業と同様な工程で作業を進めます。


保護材塗布の様子です。


次に、強化剤を塗布していきます。


アラミドクロスを貼っていきます。
貼った際には、中の空気を抜く為に、ローラーをかけていきます。



アラミドクロスの上に仕上げとして、もう一度強化剤を塗布します。


この工程を踏むことで、基礎の表面強度は強化されました。
この度は、工事ご用命、誠にありがとうございました。
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