昨日雨がパラつくなか塗装用の足場の組立がおこなわれました。事務所兼の大きな住宅になりますので、足場も大規模になっております。

飛散防止のメッシューシートもしっかりと貼られておりましたが、なんと施工日前に「強風」の予報が発生しました。

メッシュシートは塗装工事中の「塗料の飛散」や「施工道具等の落下防止」のために必要なものですが、風の影響をかなり受けてしまいます。

そのため、強風時にメッシュシートを貼り込んだままだと、強風にあおられて足場が倒壊してしまう恐れがあります。

強風の時期になるとニュースで「建築現場の足場が強風にあおられて倒壊してしまいました･･」と流れるのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

足場は「支柱」「踏板」「手摺」「ブラケット」「筋交」、規模の大きな足場になると「階段」などの足場材を組み合わせてつくっていきます。

そのひとつひとつの足場材が数キロ～数十キロあります。足場材ひとつ落ちても大惨事になりかねないのです。組み立てた足場が倒壊してしまった場合の被害は甚大なものになってしまいます。

そのため万が一にも足場が倒壊しないように対策をする必要があります。対策方法として、メッシュシートを全て畳んで縛る、または一部を畳んで縛る等がありますが、今回の現場は大規模な足場になりますので、足場のロープ固定を増やして、メッシュシートは畳むのではなく取り外しました。

下の写真のように足場をロープで固定していきます。

全体的にロープ固定を施工していきます。

ロープ固定をしながら、メッシュシートを取り外していきます。

全体的にメッシュシートを取り外して、強風対策の完了です。

一度組み立てた足場のメッシュシートを取り外すのは手間のかかる作業になりますが、万が一足場が強風で倒壊してしまった場合の被害は計り知れません。

施工中は施主様はもちろんですが、近隣の皆様にも安心していただけるよう、今後も安全対策に取り組んでいきたいと思います。