玄関周りがシロアリに食われている形跡があるとのことで、前回、玄関周りを壊して内部の柱などを確認し、シロアリが今尚いることが判明しましたので、本日は玄関ドアを枠ごと取り外してさらなる調査を試みました。
枠材などはだいぶ食われてしまい、スカスカ状態でした。
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シロアリ被害 ドア枠 被害
玄関のドア枠まわりが虫に食われてるっぽい跡があるとお客様から言われ、本日伺ってドア枠を壊してみると…やはりシロアリに食われたあとがありました。
しかも、写真では分かり難いですが、シロアリが現在も活発に動いておりました。
シロアリ被害 和室 柱 被害
二階の和室コーナー柱がシロアリに食われており、その柱を下で抱えている梁もシロアリに食われていることが判明し、この度足場を掛けて外壁を開口して、どこまで被害が及んでいるかを調査しました。
結果、羽根だしの梁は家の真ん中まで通っており、大半をシロアリに食われていることがわかりました。
現状、シロアリがおり、梁に蟻道がみてとれます。
羽根だしの梁に別の梁が奥まで掛かっておりますが、こちらもシロアリの被害が尋常ではなく、柱も含めスカスカの状態でした。
筋交いなども食われており、放っておいては非常に危険な状態でした。
シロアリの被害 和室 壁開口
お客様から窓の周りが気になるので見て欲しい…と言われ、二階の和室におじゃますると、明らかに虫に喰われたあとがあります。
だいぶ酷いのは見て一目瞭然です。
当然表に出てきてるということは、壁の中や柱はどうなっているのか?
すぐに壁を一部開口させてもらいました。
柱が大部分喰われてしまってます。
しかも、シロアリが今もなおおり、パッと見えただけでも数匹おりました。
柱がここまで喰われていては、本来の柱の役割を充分に発揮されていないので、柱は交換する必要があります。
コーナーの柱ですが、通し柱ではありませんでした。
下でこの柱を担いでいる羽根だしの梁があるので、梁まで痛んでいなければ部分的な改修で何とか…とも思いましたが、残念ながら梁も酷くやられておりました。
梁がスカスカの状態で担いでいる筈のコーナーの柱の底まで見えてしまう状態でした。
さすがに、梁の交換となると、幾つもの柱を担いでいるので、おいそれとできる工事ではなくなってきます。
ましてや、被害状況がどこまで?あるのかも定かではありません。
建て替えという選択肢が出てきてもおかしくない状況ではあるので、お客様ご家族と話し合い、先ずは被害状況を明らかにする為に、足場を設けて、壁、室内の解体をおこない調査をする運びとなりました。
これ以上の被害が酷くなければよいのですが…それにしてもシロアリの怖さを改めて痛感させられました。